ティンガティンガ村に行ってみた
5月になりました。
タンザニアに来て1か月が過ぎ、間もなく本赴任となります。
ザンジバルからダル・エス・サラームに戻り、先日ダル・エス・サラームをスワヒリ語の先生に案内してもらいました。
その中でティンガティンガ村に行きました。
ティンガティンガ村とは、ティンガティンガ絵を描く画家が集まった村であり、ティンガティンガ絵とはエドワード・サイディ・ティンガティンガが生み出した手法です。
日本でもティンガティンガ展が開かれるなど、人気が高まっている絵画です。
http://www.walkerplus.com/event/ar0314e64540/
派遣前研修の時に初めて見ましたが、アフリカを思わせる独特な描き方とカラフルな色使いがとても美しく感じました。
村は入口からそこら中に絵画が飾ってあります。
歩いていると、「絵を見てくれよ!」と声をかけてくれます。
そして、画家の家の中はペンキの匂いが充満し、家のそこら中に絵が飾ってあり、村を歩くだけでも美術館に来たような感覚です。
短い時間でしたが、すっかりティンガティンガ絵に魅了されてしまいました。
また来たいと思います。
私の住まい
住居は赴任先がJICAの基準に沿って用意してくれます。
自分が2年間住むことになるお家は3階建てのアパートの最上階。
最初見たときは廃墟かと思いました。
今考えると、これがザンジバルクオリティなんだなと。
中は一人で住むには広すぎるほど広く、掃除するのが大変そう。
しかし、この家には問題が。。。
①水が出ない。
②雨漏りする。
③全ての窓に鉄格子がない。
④お風呂のヒーターが壊れてる。
④は贅沢品なのでまだ良いとして、①~③は生活に支障をきたす・・・。
すぐに学校に相談すると、「直してやんよ~」と一言。
そして次の日、
「直しに来たよ~」とカウンターパート・・・・と、学校の生徒一同!!
続々と入るやいなや、水道を直し、雨漏りで黒くなった壁にペンキを塗り、床を掃除してくれました。
なんて優しい人たち。。。
雨漏り、鉄格子も自分が本赴任するまでには直すとのこと。
この学校の為に一生懸命働こうと心に決めるのでした。
学校訪問
ザンジバルに来てすぐ目に入るのは美しいイスラムの街並みと海!
早速観光!と行きたかったですが、まずは自分の赴任先であるミクングーニ技術中学校に向かいます。
そこで出会ったのが校長先生と同僚となるカウンターパート。
二人ともとても優しく友好的で、「何かあったらなんでも言ってくれ!」と言ってくれました。
特にカウンターパートは何でも助けてくれる良い方で、早速色々とお世話になりました。
この学校はその名の通り、木材、金属、電気など様々な技術を勉強することができます。
コンピュータ室もこの通り。
これから2年間、生徒たちに教える教室となります。
この学校で自分の活動内容は
①生徒にパソコンの基礎を教えること
②同僚と技術の共有をすること
③生徒を国家試験に合格させること
となっています。(今後活動していくうちに変化があると思います)
しかし、試験内容を見せてもらいましたが、これなんだっけな~?っていう問題がちらほら・・・
再度勉強が必要だー
そして、2年間住むことになる住居にも問題が・・・
プレアサイメント
語学研修の途中ですが、赴任前に任地の状況を確認する「プレアサイメント(略してプレアサ)」があります。
活動先の学校の状況、活動内容を学校関係者と認識合わせをする他、自分の住まいや病院、警察の場所なども把握します。
待ちに待ったザンジバル島への入島、以前紹介したフェリーを使って行きます。
フェリー乗り場に行くとパスポートチェック、荷物検査があります。
そこで、ポーター(荷物持ち)が「俺がもってやるよ!」と言って荷物を持ってくれるのですが、拒否しないと後でお金を請求されます。
自分はつい「親切だな~」とか思って持ってもらってしまい、お金取られました(笑)。
日本の感覚が抜けてない証拠ですね・・・反省。
フェリー内でも「ここ座って良いよ!」とアフリカ人に呼び止められ、またお金請求されるのではないか!?とビクビクしましたが、その方はザンジバルの大学で理科を教えてる先生で、大学に戻る途中だとのことです。
その方とずっとフェリーでおしゃべり。
幸先良い出会い。
そして、入島!
ダラダラツアー
先日、タンザニアの主要都市・ダルエスサラームで良く利用するであろう場所をスワヒリ語の先生方に案内してもらいました。 通称”ダラダラツアー”。
ダラダラとは、タンザニアではバスのこと。 ダルエスサラームで利用される主な交通機関は”ダラダラ”、”バジャジ”(三輪タクシー)、タクシーです。 ダラダラ
ダラダラは一律400シリング(30~40円くらい)ととても安いですが、いつも乗客率120%で中はサウナ状態となります。 さすがアフリカ!
今回行った先は魚市場 ⇒ フェリーポート ⇒ カリヤコウ(日本でいう渋谷みたいなとこ) ⇒ 高速バスターミナル(ウブンゴ)。 ダルの魚市場はマグロなどの新鮮な魚が並べられ活気づいています。
このフェリーポートはダルエスサラームとザンジバル島を繋いでます。 つまりここが楽園への玄関口! ここから1~2時間程度でザンジバル島に行くことができます。
カリヤコウはダルエスサラームの中でも栄えていて、そこら中人だらけです。
ここならなんでも手に入りそうですが、頻繁に犯罪が起こる地域なのであまり近づかないほうがよさそうです・・・
高速バスターミナルも人がごった返していました。 地方の隊員の方々はここからタンザニアの各地域に移動します。
まだまだ慣れない事が多いですが、ポレポレ精神で生活に馴染んでいけたらな~と思います。 (ポレポレ「polepole」:ゆっくり)
タンザニアの場所
タンザニアに来て2週間目が終わろうとしています。
自分達タンザニア隊員は1か月のスワヒリ語研修を行い、その後各地の任地に配属されます。
さて、タンザニアと自分が行くザンジバル島の場所ですが、赤道より下でケニア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジ、ザンビア、マラウィ、モザンビークと国境を接しています。
アフリカ最高峰のキリマンジャロ山、ンゴロンゴロ保全地域やセレンゲティ国立公園など、野生動物や自然が豊富な国です。 自分の行くザンジバル島も多くの自然がある島で、白い砂浜や綺麗な海が広がっているそうです。
そんなザンジバル島ですが、奴隷貿易など負の歴史があり、UNESCOの文化遺産にも登録されています。 それでも、他の隊員からはザンジバル島に行くと言うと羨ましがられるほどとても良い島だそうで、今からとっても楽しみです。
自己紹介
ども、こんにちわ。
青年海外協力隊25年度4次隊、PCインストラクターとしてタンザニアに派遣されました。現在現地語の研修を行い、終了した後にザンジバル島という島でコンピュータの先生をします。
青年海外協力隊は大学生の頃に知り、それからずっと「行ってみたい!」と思っていました。そして、社会人になって4年。
決めきれずに悩んでいると、とある会社の社長面談で「お前は何がしたいんだ!?」と問いただされついに白状。すると、「面白い!You行っちゃいなヨ!」(イメージ)と意外な答えを社長から言われ、ついに協力隊に参加することを決意しました。
それから応募から訓練終了まで、長いようで短い一年を過ごし、ついに派遣されました。
既にタンザニアに来て5日が経っていますが、この日記はタンザニアでの活動の紹介として、はたまた自分の備忘録として書いていければと思っています。
過去の派遣前訓練の時も時々書いていきます。